転職活動の履歴書に学歴はいつから書くべき?

転職の履歴書の学歴はいつから書く?


転職活動で求人に応募する際、履歴書を提出しますが、学歴欄はいつから書くべきでしょうか?一般的な書き方をチェックしましょう。

一般的には高校卒業から

履歴書の学歴欄は、高校卒業から書くことが一般的です。必ずそうするという決まりはありませんが、採用担当者が応募者の実務経験や専門性を知るために必要な情報です。

応募に際して高卒以上の学歴が必要な場合、高校卒業から書けばよく、中学卒業や高校入学は省いてかまいません。職務経歴書を別で書かない場合は、学歴の職歴を記入します。

学歴を長く書き過ぎて職歴欄が足りない状態に陥らないためにも、学歴は高校卒業から書きましょう。

企業から指定される場合もある

企業側から学歴の書き方の指示がある場合は優先します。中学校卒業から書く、最終学歴のみなど細かい書き方の指示は、求人票をよく確認しておきましょう。

転職活動の履歴書学歴欄の書き方

転職活動で応募に必要な履歴書の学歴欄は、正しい内容を読みやすく書きましょう。必ず守るポイントを3つ説明します。

学校・学科・コース名は正式に書く

学校名・学部・学科・コースの各名称は、省略せず正しく書きます。「○○県立」「△△市立」などから全て書き、高校は高等学校と書きましょう。

入学と卒業の年月を書く

入学年月と卒業年月を正しく記入します。合格証や卒業証書などで確認し、間違いのない年月を書きましょう。

年は西暦または和暦のどちらかで統一し、学歴だけでなく提出書類全体で表記の仕方をそろえましょう。西暦を和暦に、または和暦を西暦に変換したいときは、早見表や自動計算表を使うと便利です。

在学中の場合は「卒業見込み」を書く

新卒や、前職を退職後学校へ入学し、新たな転職先を探している場合で在学中の人は、在学中ではなく卒業見込みと書きましょう。

ケース別の学歴の書き方


履歴書の学歴欄について、入学と卒業以外のケースの書き方を説明します。以下のケースがある場合は、省略せず必ず記載しましょう。

転入・編入した

入学した年月と学校名を書いた次の行へ、転入・編入した年月と学校名を書き、高校の場合は「転入学」と添えます。大学の場合は「編入学」と書きましょう。

留学していた期間がある

1年以上の留学期間がある場合は、在学していた学校の入学を書いた次の行へ、「○年次に1年間(留学先国名)の□□大学へ留学」と書きます。1年未満の留学は学歴欄へ書かず、自己PRや志望理由でアピールしましょう。

浪人・留年期間がある

浪人・留年期間は、改めて学歴欄に記入する必要はありません。入学年月や在学年数を見ると、採用担当者は理解できるからです。

休学期間がある

休学期間がある場合、採用担当者にマイナスのイメージを持たれないためにも、事情を簡潔に書き、現在は問題なく働ける状況にあることを伝えます。入学年月と学校・学科名を書いた次の行へ、同学校・学部名を書き「休学」と添え、次の行へ例えば「1年間、病気療養のため。現在は完治し業務に支障なし」などと書きましょう。

中退の場合

学校を中退した場合は、入学年月と学校名を書いた次の行へ、中退した年月と学校名などを書き、「中途退学」と添えます。

社会人になったあと学生に戻った

学歴と職歴は分けて記入するため、学歴欄は学歴のみを書きます。社会人になる以前の最終学歴を書いた次の行へ、改めて入学した年月と学校名を書きましょう。

学歴の中に空白の期間があったとしても、職歴欄にその時期に働いていた職場の情報があれば、採用担当者に伝わります。

採用担当者が見る学歴のポイント

履歴書の学歴欄の情報から、採用担当者は何を確認するでしょうか?チェックされるポイントを知り、正しい情報を的確に記入しましょう。

最終学歴にあたる学校・学部・学科名

最終学歴の学校・学部・学科名が、応募した業界内で一定の評価がある学校であれば、採用に影響を与える可能性があるからです。応募職種と関連性の高い学部・学科を卒業していると、専門的な知識があり即戦力として期待されます。

入学や卒業の時期の整合性

入学や卒業の年月は、正確に記入するべき箇所です。採用担当者は正しい年月が記入されているかを確認し、応募者が信頼するに足る人材かを見極めます。

職歴と見比べたとき、不自然なズレや空白期間がある場合、理由や補足説明を添えているかもチェックしています。特に、転入や中退などの経歴があると、なぜそうなったかの背景を明確にしているかも判断ポイントです。

専攻内容や学業に取り組む姿勢

在学中に専攻した分野や、学業を取り組む姿勢も評価対象です。応募職種と専攻内容に関連性が高いと業務とのつながりが深く、即戦力としての活躍を期待できるからです。

また、学校での成績・GPA・在学中に取得した資格などから、学びに対する意欲の高さや努力する姿勢を判断され、採用担当者は入社後の姿をイメージします。

履歴書を手書きするときの注意点

転職活動に必要な履歴書は、手書きとパソコンによる作成のどちらでもかまいません。手書きの方が人柄や熱意を伝えやすい反面、書き直しの必要があります。

手書きで履歴書を作成する場合の注意点を確認し、丁寧に進めましょう。

黒色の消せないボールペンを使う

履歴書の記入は、かすれがなくはっきりと書ける黒色インクのボールペンを使います。全て黒1色で書き、アピールポイントを色変えするなど、変化をつけることは避けましょう。

書き続けるとペン先にインクだまりができやすいため、たまにティッシュで拭くときれいなペン先を保てます。ただし、書いた文字をこすって消せるボールペンは、提出後に内容が消える恐れがあるため厳禁です。

ビジネスの場でも使わないことがマナーなので、消えない黒色のボールペンを用意しましょう。

修正せず書き直す

書き間違えた場合は、新しい履歴書へ書き直します。修正テープや修正液で訂正した履歴書を提出すると、採用担当者にマイナスの印象を与える恐れがあります。

応募書類のひとつとして提出する履歴書は、ビジネスの場での正式な文書です。また、「どうしても働きたい仕事であれば、履歴書も丁寧に作成する」と採用担当者は考える傾向にあるからです。

読みやすい文字を心がける

手書きで履歴書を作成するときは、読みやすいはっきりとした文字を心がけましょう。マスの半分以下の大きさや、つぶれて読み取れないなどの文字は、熱意を込めて書いたとしてもマイナスの印象を与えやすいためです。

誰が見てもわかる楷書で、できるだけ大きめの文字を丁寧に書きましょう。

別紙に下書きを作成する

履歴書へ直接黒ペンで書く前に、内容を考えて別紙にまとめ、書き写す文章を用意しましょう。手書きする見本として、履歴書テンプレートへパソコンで文章を打ち込んだものを用意すると間違えにくくおすすめです。

履歴書をパソコンで作成するときの注意点

パソコンで作成する履歴書は書き直しの手間を省け、きれいな字を書くことが苦手な人も、美しい文字の履歴書を作成できるメリットがあります。見た目の統一感を出せますが人柄や熱意を文字では表現しづらく、文章でアピールする必要があります。

誤字脱字を慎重にチェックする

パソコンで履歴書を作成すると、文字が読みやすいため誤字脱字を見逃しがちです。画面でチェックするだけでなく、プリントアウトして見直すと客観的に確認できるため、おすすめです。

Wordなどの校閲機能を使うと、履歴書を作成しながら誤字脱字をチェック・修正できて便利です。

読みやすいフォントを使う

履歴書など提出書類の全てで使用フォントを統一し、読みやすくします。WordやExcelの標準搭載のフォント、例えばMS明朝やMSゴシックなどのシンプルなフォントがおすすめです。

履歴書テンプレートを使う場合は、設定されたフォントのままでかまいません。採用担当者へ印象づける目的での、ポップ体や教科書体、行書体などの使用は避けましょう。

顔写真は別で貼り付ける

パソコンで履歴書を作成すると、顔写真欄へ画像データをはめ込むこともできますが、文字だけを印刷しましょう。文書データを印刷する場合、画像データの鮮明さが落ち、顔色が悪くなる可能性があるからです。

手書きの場合と同じく、別で印刷した顔写真を、できあがった履歴書へ貼り付けて提出しましょう。

メール送信の場合はWordかExcelで作成する

データの状態で履歴書を送る場合は、WordまたはExcelで作成しましょう。多くの企業がビジネス文書の作成に使うソフトのため、送信後にファイルを開けない、レイアウトが崩れて見づらいなどのトラブルを防げます。

なお、ビジネス文書の提出は内容の改ざんを防ぐためPDFを選ぶケースが多く、履歴書の提出がデータの場合はPDFで送信することもおすすめです。

CMでも注目!実際の利用者が語るグロップの評判とは

人材派遣会社「グロップ」は、これまでに多くの方々が新たな職場と出会え、喜びの声をいただきました。その一部を紹介するので、転職先選びの参考にしてください。

K.E(50歳/女)

新型コロナウイルス以降、夫の収入が少なくなってしました。それをカバーするために、週4回ですがグロップに登録し、派遣として働いています。グロップには、わたしが求めていた柔軟なシフトに対応してくれるオフィスワーク系の案件が豊富だったので、非常に心強かったです。マネジメントエキスパートさんには、落ち着いて働ける職場を紹介してもらえたので、生活の安定と心の余裕を保ちながら働けています。私のように家庭と仕事のバランスを大切にしたい方にぴったりです。

T.S(30歳/男)

学生のころから新しいことに挑戦するのが好きだった半面、飽きっぽい性格が影響し、同じ仕事を長く続けられていません。何度も転職を繰り返していましたが、次こそ腰を据えて働ける仕事を見つけたいという気持ちは持ち続けていました。そんな時に偶然知った人材派遣会社グロップのお陰で、自分が働きたかった仕事、会社を見つけられました。グロップでは、多彩な業界の求人を扱っているので、経験を活かしつつ新しい分野にも挑戦できる環境が整っていたので、自分の可能性を広げられる転職活動ができました。

N.H(28歳/女)

フリーランスとしてWEB系の仕事を中心に活動していますが、景気やAIの影響などもあり、収入が不安定になる時期があります。そういった不安を解消するために、人材派遣サービスのグロップに登録しています。グロップでは、得意なスキルを活かしながら働ける仕事を紹介してもらえたおかげで、安定した収入を得られるようになりました。フリーランスの仕事と両立しやすい派遣先を紹介してもらえたおかげで、自分のペースを崩さずに安定した生活を得られるようになりました。

T.I(35歳/男)

20代の終わりに身体を壊してからずっと不安定な生活を続けていました。年齢を重ねるにつれて、徐々に働くことに苦痛を感じていたので、思い切って仕事を辞め、グロップを通じて派遣として働いています。グロップで担当してくれたマネジメントエキスパートさんは、体調や希望を考慮して丁寧にフォローしつつ、働けるような環境を整えてくれました。そのお陰で正社員の頃よりも自分のペースで無理なく働けます。

E.M(40歳/女)

夫の転勤先に引っ越したわたしは働きたくても、引っ越し先の地域についてよく知らないことや、出産などによってブランクがあるなど不安を抱えていました。しかし、人材派遣サービスのグロップでは、私のような人材も多く登録しているため、しっかりと条件の良い派遣先を紹介してもらえました。マネジメントエキスパートさんは、単に派遣先を紹介するだけでなく、正社員登用や長期的なキャリアを見据えて派遣先を紹介してくれました。

N.K(30歳/女)

夫の転勤で広島に引っ越しました。引越先では生活に慣れるまでは正社員ではなく派遣として働きたいと思っていました。広島で評判の良かったグロップは、地元企業とのつながりが強いことを活かし、条件の良い派遣の仕事を紹介していました。わたしも地元で人気の企業の派遣を紹介してもらえたおかげで、楽しく働けています。また、グロップは紹介予定派遣からの正社員登用の仕組みも構築されているので、将来を見越したキャリアの再スタートが安心して切れました。

H.W(47歳/男)

持病があるため長時間の勤務は難しく、再就職に不安を感じていました。そんな時に出会ったのがグロップです。体調を考慮した短時間や座り仕事の求人を紹介してもらえたので、無理なく働けています。しかも紹介してくれた派遣先が自宅から自転車で通える範囲だったので、通勤の負担も最小限におさえられています。グロップでは担当者の方が、より良い働き方を一緒に考えてくれるので、少しずつ自信を取り戻せています。健康を守りながら働きたい方には、心強いサポートになると思います。

W.S(42歳/男)

どうせ働くのなら、自分の成長を意識して新しい事に挑戦したいと考えていました。そのため、グロップに登録し、働きながら資格取得を目指しています。サポートがしっかりとしていますので、未経験でも安心して始められました。キャリアを積みながら学べるので、自分の成長を感じられるのも大きな魅力です。仕事と学びを両立できる環境が整っているので、未経験でも安心して働くことができました。

W.N(43歳/男)

物価高などもあり都会での生活を諦め、地方に引っ越し転職活動をしていました。転職活動中の収入源として選んだグロップは、単に定期的な収入を確保できただけでなく、転職するきっかけも与えてくれました。グロップに登録すると、グロップは資格取得サポートやeラーニング研修を利用できるので、これまで経験してこなかった分野でも安心してチャレンジできます。選択肢が増えたことによって、本当に自分に合った業種を選ぶことができ、結果的に正社員として採用してもらえました。

C.K(35歳/女)

出産後に派遣を始めるなら「人と話すのが楽しい」と思える仕事がしたいと考えていました。色々な業種を紹介できることで評判のグロップでは、接客の仕事にも豊富な実績がありました。グロップで担当してくれた方との話し合いを通じて、自分の明るさや社交性を活かせる派遣先を紹介してもらえました。フレックス勤務やシフト調整が柔軟な派遣先ということもあり、無理なく続けられています。派遣を通して責任感やチームワークも学べて、将来に役立つ経験になっています。

まとめ

①転職の履歴書の学歴はいつから書くかを学ぼう
②転職活動の履歴書学歴欄の書き方を知ろう
③ケース別の学歴の書き方をチェックしよう
④採用担当者が見る学歴のポイントを確認しよう
⑤履歴書を手書きするときの注意点を見ておこう
⑥履歴書をパソコンで作成するときの注意点を知っておこう

著者情報

著者情報プロフィール:水沢 和樹
企業人事コンサルタントとして活躍中。元ゲームプログラマーという異色の経歴を持つ。プログラミングの世界で長時間労働を経験し、労働者により幸せに働いて欲しいという願いからコンサルタントの道へ。