転職の面接でよく聞かれる質問はどのようなものがある?

転職の面接は事前対策がおすすめ


転職活動も就職活動と変わらず、面接の事前対策が必要です。よく聞かれる質問は必ず考えてポイントをまとめ、当日スムーズに答えられる状態になるまで、練習を重ねましょう。

就職活動の場合と変わらず聞かれる必須の質問や、転職する人の年代・ブランク有など、状況に応じた質問にも準備をしましょう。面接でスムーズな受け答えができると自信につながり、緊張がほぐれてあなたらしさをアピールできます。

面接は、応募書類だけでは伝わらないあなたらしさを示す場なので、緊張しすぎず当日を迎えましょう。

【準備必須】転職の面接でよく聞かれる質問

必ず準備しておきたい、よく聞かれる質問を8つピックアップしました。回答例を参考に、あなたなりの答えの要点をまとめましょう。

自己紹介をしてください

コミュニケーション能力や、人柄を見るための質問です。掘り下げた内容はこのあとの質問で聞かれるため、冒頭の自己紹介は簡潔にまとめます。

「(あなたの氏名)と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。

私は、○○大学卒業後に□□株式会社で3年間、経理を担当しました。業務内容は、決算や固定資産管理などです。

現在の職場で磨いた業務処理の速度と正確性を御社で生かせると思い、応募致しました。本日はよろしくお願い致します。」

なぜ転職を決意したのですか?

転職理由は、入社後長く働き続けられるかを確認するための質問です。職場への不満をそのまま伝えず、人間関係のトラブルがあったとしても、前向きに言い換えましょう。

「現在営業職として働いておりますが、個人での売上が評価対象です。そのためメンバーそれぞれで動いており、チームの意識が低い状態でした。

私はメンバーとコミュニケーションを取り、チームワークを大切にして成果をあげることが得意なタイプだと思っております。御社のチームを大切にした方針のもとで、メンバーと協力しあい一丸となって大きな成果をあげたい思いから、転職を決意しました。」

当社へ応募した理由を教えてください

同業他社が複数ある中で、あなたが応募先を選んだ理由を聞き、仕事への意欲を見ています。

「御社が堅実経営によってお客様から深く信頼されているところに魅力を感じました。自社ブランドを大切にし、行動方針のもと一丸となってお客様の満足度向上に取り組む姿勢を共感致しました。

私は現在営業職として働き、その中で培った提案力の強みを生かせると思い、応募致しました。」

希望職種を選んだ理由を教えてください

応募職種に対する理解や意欲、経験などを確認する質問です。未経験での応募の場合、理解の深さと意欲の高さをチェックされます。

「御社の、ユーザー目線を重視した飲食店向けのITツールに魅力を感じました。前職では、飲食店の店長として3年間勤務し、担当店舗の接客スキル向上を目指し、評価事例を共有したところ、全店のうち上位10%に入ることができました。

お客様の目線を大切にし続けたため、ユーザー目線を重視する御社のお客様向けアプリは、大変優れていると感じます。また、店長を務める中、Excelを使った顧客分析やWordによる会議向け資料の作成を行っておりました。

営業職は未経験ですが、IT業界の知識を深めつつスキルを習得し、飲食店での経験を生かして御社へ貢献したいと思っております。」

残業や休日出勤はできますか?

現在の状況と照らし合わせて、無理なくできる範囲を伝えればかまいません。結婚・妊娠・出産・介護など、プライベートを詳細に答える必要はなく、正直に答えましょう。

「前職では毎月○時間残業をしておりましたので、対応できます。繁忙期は理解しておりますが、できるだけ残業を減らすよう業務の効率化に取り組みたいと思います。」

キャリアプランを教えてください

キャリアプランとは、仕事を将来的に長く続けることを前提とし、何を目標としてどのようにキャリアを重ねるかの設計と計画のことです。入社後のミスマッチを防ぎ、自分自身を理解できているかを確認する目的があります。

「正確性の高い作業を、効率よく行うことが得意です。この強みを生かして事務職の専門家となり、将来的に業務改善へ取り組みたいと思っております。

また、働きながら簿記2級の資格を取得し、知識を生かして経理事務にも挑戦したいと考えております。」

あなたの強みは何ですか?

強みとは、仕事で生かせるスキルや成果をあげた経験、業務で得意だったことなどをさします。応募企業が求める強みは何かを理解し、アピールしましょう。

「私の強みは、言語化する能力です。クライアントの要望を正確に把握するために、打ち合わせで抽象的な言葉を使わず共通認識の持てる言葉へ落とし込みました。

デザインを提案するときは意図を説明し、建設的な意見交換につながり、成果物のブラッシュアップができました。このような仕事との向き合い方を、御社のサービスの中でも生かし貢献したいと考えております。」

何か質問はありますか?

いわゆる逆質問は、面接の終盤でされる可能性が高い質問です。応募先への熱意や興味を示すためにも、必ず答えましょう。

複数の逆質問を用意し、面接中に既に回答された内容を避けて尋ねましょう。逆質問の例文を紹介します。

・御社で働くまでに、特に何を勉強しておくとよろしいですか?
・現在簿記の資格取得のため勉強中です。御社で生かせますか?
・前職ではお客様とのコミュニケーションを大切にし、要望をくみ取ることに努めていました。御社で大切にするべきことはどのようなものでしょうか?

【年代別】面接でよく聞かれる質問


転職者の年代によって、よく聞かれる質問もチェックしましょう。

【20代】これまでの成功体験は何ですか?

成功体験を、最も高い実績と表現される場合もあります。実績が少ない可能性のある応募者へ向けた質問なので、大きな実績がなくても、主体性を持って働いたことやこれまでにした努力や工夫を伝えましょう。

「私は前職の株式会社○○の事務職で業務改善を提案し、効率アップしたことです。前職では複数人で多数の業務を管理しており、タスク漏れによる納期遅れが多々発生しました。

そこでタスク共有ツールの導入を上司へ提案し、私はツールの管理者を担当しました。全員でタスクの優先順位を知り、状況を把握することで、納期遅延の発生率が下がり効率化が進んで時間の余裕もできました。」

【30代】部下と接するとき何を心がけますか?

私は日頃から、部下に対して積極的にコミュニケーションを取ることを心がけています。業務指導ではこまめな声かけを行い、経験の浅いメンバーへは、1日の業務の終了前にフィードバックを行っておりました。

部下が先輩に対して質問しやすい環境作りを心がけ、定期的なフィードバックを行って、モチベーションの維持とフォローに取り組みました。進捗確認や伝達ミスが生じていないかのチェックの機会にもなり、トラブルなくプロジェクトを進めることができました。」

【30代】前職ではマネジメントも経験しましたか?

応募先が求めるマネジメント経験を事前に調べ、企業の組織体制や風土、成長フェーズなどを参考に、適した内容をアピールしましょう。

「私は営業職で、新人や若手社員中心の組織のマネジメントを担当しました。経験の浅いメンバーは小さな失敗でも自信を失いやすく、ひとりひとりの課題を明らかにするため相談の機会を設けました。

気軽に相談できるチャットツール導入・1対1でのミーティング・朝会などを行ってサポートしておりました。社員ごとの特性に合った取り組み方を尊重して育成した結果、目標達成率は半年で20%上がり、チーム内での信頼も深まりました。」

【ブランク有】面接でよく聞かれる質問

離職し働いていない期間をブランクと呼びます。ブランクが半年以上あると、面接で理由を尋ねられる場合があります。

プライベートを詳細に説明する必要はなく、簡潔に理由を説明したあとで、現在は働ける状態にあるとアピールしましょう。

ブランク期間は何をしていましたか?

ケガや病気でブランクがある場合、履歴書などへ一言理由を添えましょう。面接で事情を掘り下げられた場合に備えて、回答を準備します。

「健康上の理由で4か月ほど休職致しました。現在は快復し、問題なく働ける状態です。

2か月に1度受診が必要なので、その際は前もってご連絡致します。休職中、治療に努めながらキャリアを振り返り、目標とする○○の仕事へ就くために□□の資格を取得しました。

休職期間に取得した新たな知識とこれまでの経験を生かし、御社へ貢献したいと思っております。」

なぜアルバイト・派遣だったのですか?

アルバイトや派遣で働いた経歴は、仕事に対して意欲的だと伝わります。アルバイトや派遣の仕事を通して得た経験やスキルもアピールできます。

「ブランク期間は、キャリアチェンジのためアルバイトで経験を積みました。1年ほど働く中、企業や個人などあらゆるクライアント様と関わって実務を進め、コミュニケーション能力と問題解決力を高められました。」

グロップの評判と他の派遣会社との違いを徹底比較!利用者の声を紹介します

転職を考えているなら、人材派遣会社も活用しましょう。人材派遣会社「グロップ」では、これまでに多くの方々をサポートし、新しい職場を見つけ喜んで頂きました。

寄せられた口コミを以下で紹介します。

Y.H(28歳/女)

正社員として一つの会社だけで長く働くのではなく、さまざまな仕事を経験しながら自分のスキルを広げたいと考えた結果、グロップの派遣を選びました。グロップでは、異なる業界の仕事を色々と紹介してもらえるので、自分の強みや向き不向きが少しずつ見えてきたように感じます。また、飽きる前に新しい仕事に触れることによって、常に高いモチベーションを維持できます。経験を積むごとに「自分にはこんな働き方も合うかもしれない」と気づきが増え、視野が広がっているのを感じています。

S.Y(44歳/女)

金銭的な不安を解消するために、グロップの派遣で働くことにしました。グロップは、短時間でも安定して収入を得られる案件が多いと評判だったので迷わずに選びました。グロップで働けているおかげで、生活費や日々の支出にゆとりが出るのでありがたかったです。マネジメントエキスパートさんのフォローも丁寧で、働きやすい職場環境を選べたことも大きな助けになりました。無理なく働きながら家計を支えられることで、生活全体の安心感が増し、精神的にも落ち着いて日々を過ごせています。

O.A(38歳/女)

小学生の息子を育てながらも安心して働ける環境を探してグロップに登録しています。グロップは、育児中の主婦でも働きやすい仕事を紹介してくれると評判の人材派遣会社です。紹介してくれた派遣先は、子どもの急な発熱などの体調不良にも理解があり、柔軟に対応してくれているので、本当に助かっています。そのため、家庭との両立がしやすくブランクがあっても不安なく社会復帰できました。

E.T(44歳/男)

地元で腰を据えて安定して働きたいと思い、グロップを利用しています。グロップの派遣先は地域密着の企業が豊富なこともあり、自宅から通いやすい職場をすぐに紹介してもらえました。他にもグロップには大手企業の案件も多く、安定した環境で働けるので地元でも評判のようです。グロップを通じて派遣として働くことによって、生活全体のバランスも整えて安心して長く続けられることをありがたく思っています。

T.N(33歳/女)

双子を出産したため、産後にすぐ復職せず子育てに没頭してきました。妊娠中から家庭中心の生活を送ってきたので、社会復帰にはかなり勇気が必要でした。そんなこちらの不安をしっかりと向き合って解消してくれたマネジメントエキスパートさんのお陰で、生活スタイルを尊重して柔軟なシフトを組んでくれる派遣先を紹介してもらえました。家事との両立ができるだけでなく、ブランクがあっても無理のないペースで働けているので楽しく過ごせています。

N.H(55歳/男)

これまで取得した資格や培ってきた専門スキルを活かせる仕事を探した結果、人材派遣会社のグロップに辿り着きました。グロップが紹介してくれた派遣先では、自分の強みをしっかり評価してもらえたので、即戦力として活躍できています。これまで得てきた経験やスキルを無駄にせず活かせるだけでなく、さらに磨くこともできる環境で働けるので、この歳になっても新しいことに挑戦できています。

S.E(26歳/男)

英語を学ぶために近いうちに海外へ留学する予定があるので、それまでの期間だけ働ける短期の仕事を探していました。そんな中、条件に合う仕事を紹介してもらえたのがグロップでした。グロップでは、働ける期間に合わせた仕事を紹介してもらえるだけでなく、しっかりと社会人としての経験を積めるのが魅力です。また、留学資金を効率よく貯められるので、本当に助かっています。グロップのお陰で、渡航前の時間がとても有意義なものになっています。

Y.O(31歳/女)

専業主婦として過ごす中で、社会から取り残されているといった思いを持っていました。そのため、家事や育児に支障の出ない範囲で働こうと思いグロップに登録しました。グロップには、扶養内でも働ける案件や、自分のペースで無理なく取り組める仕事を紹介してもらえたので、ライフスタイルを大きく変えることなく働きはじめられました。派遣という仕事を通じて新しい人との関わりが増え刺激を受けられるなど、グロップのお陰で生活にも張り合いが生まれました。

T.A(46歳/女)

子どもが学校に通っている時間に、効率よく働きたいと考えていました。ママ友から紹介されてグロップに登録しています。グロップは、ネットでも短時間勤務の仕事を紹介できることで評判の人材派遣会社です。担当してくれたマネジメントエキスパートさんは、こちらの事情に合わせてシフトを組める派遣先を紹介してくれました。実際に勤務を始めるでも無理なく家庭と仕事を両立できているので、子どもとの時間もしっかり確保できています。

R.W(31歳/女)

子育てや家事をこなしつつも、出産前に積み上げてきたキャリアも活かして働きたいと思って、人材派遣会社のグロップに登録しました。グロップが紹介してくれた仕事のお陰で、家庭の状況に合わせて勤務時間やシフトを柔軟に調整できるので、無理なく続けられます。5年ほどブランクがありましたが、マネジメントエキスパートさんがサポートしてくれたので安心して復帰できました。また、派遣先でもこれまでのスキルや経験をしっかり評価してもらえています。

まとめ

①転職の面接は事前対策をしよう
②転職の面接でよく聞かれる質問を見ておこう
③質問に対する答えも用意しておこう

著者情報

著者情報プロフィール:水沢 和樹
企業人事コンサルタントとして活躍中。元ゲームプログラマーという異色の経歴を持つ。プログラミングの世界で長時間労働を経験し、労働者により幸せに働いて欲しいという願いからコンサルタントの道へ。