人材派遣の面接で気をつけたい部屋の入り方って?

正しい部屋の入り方はノックの回数で決まります


人材派遣の面接では、特に受け答え・身だしなみを重点的にチェックされています。しかし、これに加えて確認されているのが部屋の入り方を始めとする面接中の所作。

特に部屋の入り方、ノックの回数はその人の印象を決めてしまうので気をつけたいものです。

採用面接は限られた時間で行われるので、その中で面接官も応募者の人となりを見抜こうと、あらゆる面に目を光らせています。特に身だしなみや面接中のマナーは、社会人としての一般常識を理解しているかチェックする上で、重要なポイントです。

いままで面接を受けてきた回数が少ないという方は、模擬面接に参加してみるのも良いでしょう。

面接の合否を決めるのは第一印象になることが多いです

人材派遣に限らず、面接で特に意識したいのが第一印象です。では、面接官から見た応募者の第一印象はどこで決まるのでしょうか?

それは身だしなみ、話し方のどちらでもありません。ズバリ「部屋の入り方」です。応募者がどのように部屋に入ってくるかを面接官はチェックしています。

【正しい部屋の入り方】
この項では実際に面接を受ける際の正しい部屋の入り方から着席までを流れに沿ってご紹介します。

1.ノックを3回する。(2回のノックは空室を確認するものなのでNG)

2.ノックの後に”中から返事があってから”「失礼します」と言い、入室。ドアを閉めるときは、必ずドアの方を向いて閉めること。

3.面接官に向かって軽くお辞儀をし、椅子の横まで移動する。

4.自分の名前を告げ、「本日はよろしくお願いします」などと言ってから、”面接官に促されてから”着席する。

入室前のノックから着席まで、このようなマナーで行います。面接でマナーを守ることは必須事項なので、マスターしてください。

マナーを守れていることで、面接官によりよい印象を与えることができるでしょう。

面接でマナーを重要視する理由


採用面接専門のマナー講師がいるほど、日本の面接ではマナーが重要視されています。しかし、どうしてそこまでマナーを大切にするのでしょうか?

【社会人はマナーを守れて当たり前という前提があるから】
社会人として生活していると、さまざまな場面でマナーに則って行動することが多くなります。そのため、社会人としてのキャリアが長くなるほど、マナーは守れて当然という意識が強くなるのです。

新卒採用の場合なら多少は大目に見てくれることがあったとしても、人材派遣での面接は厳しくチェックされます。

【マナーは減点方式だから】
面接ではマナーを守れていれば好印象を与えられると先述しましたが、そこまでの大きな加点とはならないでしょう。逆に、少しでもマナーの面で間違いがあれば、減点されてしまう恐れがあります。

守れて当然という「サービス問題」でありながらも、取りこぼせないマナーという存在。本気で採用してもらいたいなら絶対にマスターしたいですね。

マナーは反復練習で頭にも体にも覚えさせる

部屋の入り方をはじめとした、社会人としての必須科目といえるマナー。社会経験が豊富な方は既にマスターしているかもしれませんが、そうでない方は面接までにしっかりと身に付けなければいけません。

では、どのようにしてマナーを学習するのがいいのでしょうか。

【日常生活から意識する】
部屋の入り方やドアの閉め方といった所作は、日常生活の延長線上にあるものです。ですので、面接で推奨されている方法で普段の生活から実践してみるというのも良いです。

ドアは必ず振り返って丁寧に閉める、部屋を移動するときはドアを3回ノックするなど、反復的に行って体に覚えさせましょう。

【模擬面接を受ける】
自宅での練習ではどうしても限界があります。そんなときに活用してもらいたいのが模擬面接です。

エージェントや友人などに協力してもらえれば、本番さながらの緊張感の中で模擬面接ができます。こうすることでマナーを中心にしっかりとチェックしてもらえます。

周りとの都合がつかない場合は1人で模擬面接をするというのも良いです。ただし答えの暗記にならないようにスマホなどで録画をして後で見返すことをおすすめします。

こうすることで、1人であっても客観的な視点で自分の癖などを見ることができます。

(まとめ)人材派遣の面接で気をつけたい部屋の入り方って?

1.正しい部屋の入り方はノックの回数で決まります
採用面接で第一印象を決定づけるのは、部屋の入り方です。面接官は限られた時間の中で合否を決定しなければいけないので、マナーには特に注意してください。

不安な方は模擬面接を受けるといいでしょう。

2.面接の合否を決めるのは第一印象になることが多いです
面接で大切なのは第一印象です。入室前から着席までの一連の流れには、守るべきマナーがたくさんあるので必ずマスターしてください。

マナーを守れていれば、面接官に好印象を与えられるでしょう。

3.面接でマナーを重要視する理由
職種に関わらずマナーは仕事をする上で必要となるので、社会人に必要不可欠な要素です。マナーは守れていて当然という見方があるため、絶対にマスターして、採用面接を有利に進めましょう。

4.マナーは反復練習で頭にも体にも覚えさせる
部屋の入り方を始めとする面接中の所作は、日常生活で覚えることができます。そこで足りない細かいマナーなどは、模擬面接を通して習得してください。

マスターするまで根気強い反復練習を行うことが大切です。

著者情報

著者情報プロフィール:水沢 和樹
企業人事コンサルタントとして活躍中。元ゲームプログラマーという異色の経歴を持つ。プログラミングの世界で長時間労働を経験し、労働者により幸せに働いて欲しいという願いからコンサルタントの道へ。